大分は明豊と大分商にドラフト候補。森下暢仁直伝の変化球を投げる投手も (3ページ目)

  • 加来慶祐●文 text by Kaku Keisuke
  • Photo by Nikkan Sports

 明豊、大分商の他にも逸材は多い。

 2人の本格派右腕は見逃せない存在だ。大分舞鶴の木村駿太朗は、183センチ、88キロで、力強さと球の角度は大分商の川瀬にも引けを取らない。中学時代は軟式野球部でプレーしながらも、その名はすでに九州各県に知れ渡っていたほどの剛腕。140キロ超えも目前の速球に加え、制球力とキレのあるチェンジアップ、クレバーな投球術も高評価だ。

 熊本中央リトルシニア出身、大分東明の右腕・山下健太朗は、143キロの直球と落ちのいいフォークが光る。緩急を生かした投球ができるようになればおもしろい。

 最速130キロ台後半を叩く大分国際情報の右サイドスロー・沼田光平は、度胸のある投げっぷりが見ものだ。

 左腕は個性派が目白押し。大分舞鶴の新名凌馬は踊り上がるような投球フォームで167センチ、65キロの体とは思えない存在感を見せる。130キロ台後半の直球は野性味あふれ、打者の懐をえぐる。

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