2020.06.09

投手・村田修一が打者専念を決意。
松坂大輔と古木克明との対戦で心境に変化

  • 元永知宏●取材・文 text by Motonaga Tomohiro
  • photo by Sankei Visual

 村田の頭に、「高校を出たあとにすぐにプロ野球へ」という選択肢はなかった。「ピッチャーとして下位指名を受けるくらいなら、4年間、大学で野手の勉強をして上位指名を受けよう」と考えていたからだ。

 日本大学に進んだ村田修一は三塁手として活躍。4年間で、通算20本塁打(史上3位)、103安打(史上12位)という成績を残し、ベストナインに4回も選ばれた。2002年、自由獲得枠で横浜ベイスターズに入団している。

 ベイスターズでは、甲子園で敗れた古木からサードのレギュラーポジションを奪い、チームの看板選手としてチームを牽引。FA移籍した読売ジャイアンツでは第76代目の四番打者になった。プロ15年間で積み上げたヒットは1865本、ホームランは360本。"松坂世代"でトップの打撃成績は、甲子園での敗戦によって生まれたのかもしれない。

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