桐蔭横浜大のドラフト候補
「おかわり君2世」は体重113kgで盗塁成功

  • 菊地高弘●文 texy by Kikuchi Takahiro
  • photo by Kikuchi Takahiro

「横尾俊建(慶應義塾大→日本ハム)も岩見雅紀(慶應義塾大→楽天)も一線級の投手を打ってプロに行ったでしょう。神奈川大学リーグなら、横浜商科大の藤村哲之(新4年)、飯田琉斗(新3年)のようなプロ注目の好投手を打てないと。そこがポイントになるでしょうね」

 もちろん、渡部もそのことは十分に理解している。春のリーグ戦では、「5本塁打、20台後半の打点数」を目標にしている。そして、高校時代(日本ウェルネス)にかなわなかったプロ入りを見据える。

「高校の時は『もしかしたら......』と思ってプロ志望届を出しましたけど、本当に力がありませんでした。まだ力があるとは言えませんけど、山川選手のようにチームのためにホームランを打って、勝たせられるバッターになりたいです」

 巨漢スラッガーは、理想の自分にどれだけ近づけるのか。その野球人生は大きなターニングポイントに差しかかろうとしている。

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