山崎武司が夏の強打者10人を診断。
「育てたい」という意外な球児は?

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

1年夏からベンチ入りを果たした東海大相模の大型スラッガー・西川僚祐1年夏からベンチ入りを果たした東海大相模の大型スラッガー・西川僚祐西川僚祐(にしかわ・りょうすけ/東海大相模2年/186cm92kg/外野手/右投右打)

まず体が大きいところに目がいきますし、ドンピシャのタイミングでとらえた時の飛距離はすばらしい。いいものを持っている反面、「もったいないなぁ」と感じるところも多い打者です。まず、せっかく大きな体をしているのに小さく構えているところ。もっと大きく構えれば、雰囲気を出せるはずです。また、東海大相模は「前で打つ」という打撃指導を徹底していると聞きましたが、西川くんの場合はその意識が強すぎるように感じます。軸足のタメができていないので、外角に逃げていくスライダーなどは対応できなくなってしまう。もう少し軸足に体重を乗せる意識を持つといいでしょう。

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