山本昌が絶賛する夏の甲子園出場10投手。将来性と課題をリアル解説 (7ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

春夏連続してチームをベスト4へと導いた明石商の2年生エース・中森俊介春夏連続してチームをベスト4へと導いた明石商の2年生エース・中森俊介中森俊介(なかもり・しゅんすけ/明石商2年/181cm79kg/右投左打)

春夏連続甲子園ベスト4のエースですが、2年生でこれだけ投げられるのは驚きです。センターの来田涼斗くんも逸材ですし、新チームも楽しみですね。中森くんは投手として非常にセンスが高いうえに、夏は150キロを超えるスピードで将来性があることも見せてくれました。また、チェンジアップやスライダーといった変化球でも、腕の振りがストレートと変わらない点も非凡です。やや軸足が早く折れてテイクバックの時間が短く慌ただしく見えるのは気になりますが、これから体がさらにできてくれば改善できるはずです。今まで以上に前へ体重移動できるようになって、もっとゆったり腕を使えるようになるはずです。

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