山本昌が絶賛する夏の甲子園出場10投手。将来性と課題をリアル解説 (3ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

履正社に打ち込まれ初戦敗退したが、大器の片鱗を見せた霞ケ浦の鈴木寛人履正社に打ち込まれ初戦敗退したが、大器の片鱗を見せた霞ケ浦の鈴木寛人鈴木寛人(すずき・ひろと/霞ケ浦3年/186cm79kg/右投右打)

ドラフト候補としての評判は聞いていました。近年の霞ケ浦は遠藤淳志くん(広島)といい、好投手を次々に輩出していますね。甲子園では優勝チームの履正社打線に打ち込まれましたが、素材のよさは十分に伝わりました。上背を生かした角度があって、ボールも速い。私の好きなタイプのピッチャーです。少し気になるのは、テイクバックをとる際に右肩の位置が少し下がって担ぐような形になるところ。両肩が水平な状態で体重移動したほうが、腕をもっとしなやかに使えてボールのキレが増すはずです。

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