2019.03.31

受け継がれる「甲子園の遺伝子」。
名選手たちの息子がセンバツで躍動

  • 楊順行●文 text by Yo Nobuyuki
  • 大友良行●写真 photo by Ohtomo Yoshiyuki

 ちなみに、奥村の祖父は元衆議院議員で、1968年のセンバツに監督として甲賀(滋賀)を率いた展三氏。その長男である伸一さんも、現在母校である甲西の監督を務めている。

 このほかにも、今大会は親子、兄弟での出場例があり、たとえば筑陽学園のショート・中村敢晴(かんせい/年)の父・寿博さんは1992年の夏に西日本短大付(福岡)が優勝した時の主将で、現在は日本文理大の監督を務めており、2003年には大学選手権制覇を果たした。

 また、智弁和歌山の主将・黒川史陽(ふみや/3年)の父・洋行さんも、1993年のセンバツで優勝した上宮(大阪)の主将だった。

 今回、ベンチ入りは果たせなかったが、東邦(愛知)の控え捕手である山田斐祐将(ひゅうま/3年)の父・喜久夫さんも、1989年の”平成最初”のセンバツで優勝した東邦のエースで、中日、広島でもプレーした。

 さながら大河ドラマのような滔々(とうとう)とした流れのなかで”甲子園の遺伝子”は、新しい年号を迎えても脈々と受け継がれていくに違いない。

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