山本昌がレジェンド解説。100回大会のマウンドで輝いた13人の好投手 (7ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • 岡沢克郎、大友良行●写真 photo by Okazawa Katsuro、Ohtomo Yoshiyuki

初戦の佐久長聖戦では8回4失点ながら自責点0と好投した旭川大高の沼田翔平初戦の佐久長聖戦では8回4失点ながら自責点0と好投した旭川大高の沼田翔平沼田翔平(旭川大高3年/175cm65kg/右投右打)

ストレートは140キロ台中盤まで出るし、腕が真上から出てくる投げ方なので、カーブやフォークなど縦の変化球が有効に使えそうですね。ただ、私は投手を見る際にライン(投手が投げる際に使う空間の幅のこと)のなかに体を収めて使えているかをチェックするのですが、彼は頭と手首から指先までがラインから少しずれるんです。頭がずれるとコントロールがつきにくいし、手首は寝ていて押し出すように見える。顔を立てて、前で切るように投げられれば、もっといい投手になるはずです。

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