2018.09.05

平田良介も驚く母校・大阪桐蔭の強さ。
「メンバー会が貢献している」

  • 寺崎江月●取材・文 text by Terasaki Egetsu

──平田選手も指導を受けた、西谷浩一監督の采配の特徴は?

「昔から、最後まで気を抜かないところは変わっていませんね。たとえ大差でリードしていても、逆に敗色濃厚な展開でも、常に『次の1点を取る』ことにこだわっていました」

──西谷監督の人柄についてはいかがですか?

「フレンドリーというわけではなかったですが、選手と正面から向き合ってくれる人でした。とにかく子供が好きなんだろうというのが伝わってきます。少なくとも、僕らの世代の選手の中に監督を嫌いな人はいなかったと思います」

──平田選手が甲子園に出場した際には、東北のダルビッシュ有投手(現シカゴ・カブス)や駒大苫小牧の田中将大投手(現ニューヨーク・ヤンキース)とも対戦しましたね。

「ストレートはもちろん、ふたりともスライダーの精度が高かったですね。プロ入り後にさらに磨きがかかっていましたが、当時から高校生離れしていました」

──大阪桐蔭の2つ下の後輩として、中田翔選手(北海道日本ハム)が入部してきたときはどう思いましたか?

「彼を初めて見たときから、『夏のメンバーに入るな』と思いましたね。体格、打球の飛距離、投手としても球の速さがスバ抜けていましたから」

──同級生でエースを務めた辻内崇伸さんの印象は?

「僕が"天然"なら、彼は"のほほん"とした人物でした。2年生の秋でエースになってからも、キャプテンシーを発揮することはまったくなかった(笑)。練習でもマイペースなところがありましたが、3年生のときに西谷監督から檄を飛ばされて、そこからスピードが10キロくらい速くなって。その年のドラフトで巨人から1位の指名を受けたわけですから、辻内はすごい奴ですよ」