下半身に特徴。名スカウトが大学選手権で光った10投手を査定 (9ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • 大友良行●写真 photo by Ohtomo Yoshiyuki

最速155キロのストレートと縦のスライダーで三振の山を築く東海大・小郷賢人最速155キロのストレートと縦のスライダーで三振の山を築く東海大・小郷賢人小郷賢人(東海大2年/180cm・82kg/右投右打)

 150キロ台中盤の速球を投げると聞きましたが、大学選手権で目立ったのは縦のスライダーです。縦に鋭く落ちて空振りが奪えるので、コンスタントに投げられるようになれば大きな武器になります。逆に真っすぐはフォームに間(ま)がなく、打者から見やすい腕の振りなので合わされやすい。

 常時150キロ台が出るようになれば別ですが、もう少し工夫がほしいですね。将来的には西村天裕投手(日本ハム)のように、リリーフとして面白い存在です。

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