山﨑武司がセンバツ10人の強打者を評価。特に「ベタ惚れ」なのは? (9ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • 大友良行●写真 photo by Ohtomo Yoshiyuki

パワーと柔らかさを兼ねたバッティングが魅力の日本航空石川・上田優弥パワーと柔らかさを兼ねたバッティングが魅力の日本航空石川・上田優弥上田優弥(日本航空石川/186cm・97kg/左投左打/外野手)

体は大きいですが、バットコントロールもいいし、バッティングの形も悪くありません。彼に求めたいのは「体のキレ」ですね。体にキレがない分、腕力に頼ったスイングをしているのでスイングが思いのほか走っていません。力任せのスイングをする打者は好不調の波が激しくなってしまいます。プロの強打者には、バットに当たる瞬間のスピードがあります。このスピードを出せるように、上の舞台では動きの質を追求してもらいたいです。

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