2018.04.19

あの元プロ2世、ゴジラの後継者…
甲子園を目指す「スーパー1年生」

  • 高木遊●文・写真 text & photo by Takagi Yu

 その横浜と長年のライバルである東海大相模も負けていない。佐倉シニアで度会のチームメイトだった諸隈惟大(もろくま・いっと)と西川僚祐(りょうすけ)が入学。

 諸隈は左腕からキレのいいストレート、スライダーを武器に打ち取る総合力の高い投手で、昨年夏のジャイアンツカップでチームを優勝に導いた。打撃センスも抜群で、力強さを身につけたときにどんなプレーをするのか、非常に楽しみな選手だ。

 チームの4番だった西川は185センチの右打者で、神宮球場の右中間、東京ドームのライトポール際に本塁打をぶち込んだ長距離砲。高校でも持ち前の長打力を発揮できるかどうか、これからの成長が期待される。

 ほかに中学球界の名門・武蔵府中シニア出身で、侍ジャパンU-15でも完成度の高いピッチングと力強い打撃を見せた山村崇嘉(たかよし)も入学するなど、横浜に負けずとも劣らない1年生の陣容だ。

 昨年の11月上旬に静岡県・志太スタジアムで軟式球を用いて行なわれたBFA U-15アジア選手権。この大会を全勝で制した軟式の侍ジャパンU-15のメンバーにも好素材の選手が多数いた。

 筆頭は、あの松井秀喜氏と同じ石川・根上(ねあがり)中から星稜に進む186センチの右腕・寺西成騎(なるき)。軟式球で驚異の最速141キロをマークし、スライダーのキレも抜群。アジア選手権では抑えを任され、韓国や台湾打線を完璧に抑えた。同代表で、全国制覇も経験している星稜中の右腕・萩原吟哉と捕手の内山壮真バッテリーとともに甲子園を目指す。

 一方、左腕のエース格だった根本悠楓(はるか/北海道・白翔中出身)は苫小牧中央、中継ぎとしてチームを支えた右腕・清水惇(じゅん/群馬・長野郷中出身)は安中総合と、いずれも甲子園未出場の高校に進学。彼らの投球でチームを全国レベルに引き上げることができるのかに注目したい。

 打者では、打率.588でアジア選手権の首位打者を獲得し、大会MVPに選ばれた功刀史也(くぬぎ・ふみや/山梨・白根巨摩中出身)。進学した山梨学院でも、高い打撃術と俊足を生かした外野守備を発揮できるよう、さらにレベルを上げていきたい。