高校野球の強豪校OBでプロ野球チームを組んでみた! 大阪桐蔭編 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 大友良行、小内慎司、岡沢克郎●撮影 photo by Ohtomo Yoshiyuki,Kouchi Shinji,Okazawa Katsuro


【サード】    
圧倒的パワーで本塁打王6回の"おかわり君"
中村 剛也(西武)

"飛びにくい"統一球が導入された2011年に48本のアーチを描き、ロッテのチーム本塁打数(46本)を上回ったことはもはや伝説。三振が多く、打率は高くないが、スイッチが入ると手がつけられなくなる。体格のわりに足が速く、守備も軽快。ちなみに、奥さんの誕生日に行なわれる試合でよくホームランを打っている。


【ショート】   
ロッテ下克上を呼び込んだ切り込み隊長
西岡 剛(阪神)

 PL学園のセレクションに落ちた悔しさをバネに、大阪桐蔭で大きく成長。ロッテ入団後にスイッチヒッターに転向してスタメンに定着し、2006年のWBCで活躍。"史上最大の下剋上"を成し遂げた2010年もリードオフマンを務め、首位打者を獲得した。つい忘れがちだが、今回のOBメンバーの中で唯一のメジャー経験者。


【レフト】    
高校時代から流浪の野球人生で悲願のプロ入り
◆大西 崇之(元中日ほか)

 大阪桐蔭を1年の夏に中退しているが、メンバー不足の事情で特別選出。亜細亜大学も中退して社会人野球に進み、1994年にドラフト6位で中日に入団した。守備固めの起用が多かったが、1998年のMVPである横浜の守護神・佐々木主浩から、その年唯一の本塁打を放った選手として覚えているファンも多いだろう。


【センター】  
落合も認める、三拍子そろったマルチ外野手
平田 良介(中日)

 甲子園で通算5本のホームランを放ち、同級生の辻内と共に"超高校級"の選手として注目された。2005年のドラフトでは、当時の落合博満監督が「俺が認めたのは平田だけ」と発言。徹底指導を受けて2011年に飛躍を遂げた。普段はライトを守るが、今年のWBCで見せた走力、守備力の高さからセンターで起用。

3 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る