東京ドームはドラフト候補だらけ。都市対抗に登場する注目アマ13人 (5ページ目)

  • 楊順行●文 text by Yo Nobuyuki
  • 大友良行●写真 photo by Ohtomo Yoshiyuki

 西濃運輸の松本直樹捕手は、20打数0安打とまったく無名だった立教大時代から、新人の昨年、いきなり東京ドームでホームラン。嶽野雄貴投手も、日進高(愛知)時代は夏の大会未勝利で、名古屋学院大も愛知の下部リーグという雑草育ちだ。それがいまや球速152キロに達し、東海2次予選では救援で無失点。急成長で主軸となった松本と合わせて、なかなかの"シンデレラ・バッテリー"だ。
 
 ほかには、昨年ドームで自己最速の154キロをマークした高卒3年目の大器・鈴木博士(ヤマハ)が新日鐵住金東海REXの、昨年の日本選手権でノーヒット・ノーランを達成した猿渡真之(大阪ガス)がNTT西日本の、昨年の都市対抗で日立の準優勝を後押しした角田皆斗(SUBARU)が新日鐵住金鹿島の、それぞれ補強選手として出場。補強選手の活躍が優勝に直結することも多く、彼らのプレーからも目が離せない。
 
 かつて甲子園や神宮を沸かせたあの選手がここにいるかと思えば、元プロの出戻りも珍しくないのが社会人野球。その最高峰の戦いで、あなたのお目当ては......。

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