2017.06.03

神奈川の夏を熱くする高3右腕。
強豪封じにスカウトも名将もニンマリ

  • 安倍昌彦●文 text by Abe Masahiko
  • 大友良行●写真 photo by Ohtomo Yoshiyuki

 春から夏にかけての練習試合のスケジュールを見せてもらったのだが、毎週末の土日は強豪校相手の練習試合がびっしり組まれており、6月になると平日まで試合が予定されている。

 星槎国際湘南には、本田のほかに3年生の杉田健輔と、2年生左腕の石橋颯太という試合で戦える投手はいるが、相手は本田と試合がやりたくてやってくるのだ。あいさつ代わりに投げないわけにもいかない。

 春先からの猛練習の蓄積で、一気に疲れが出るこの時期。それに加え、梅雨が始まり、定期試験だってある。高校球児にとっては、夏前の最後の”鬼門”となるわけだが、その時期にハードなスケジュール。

「これぐらいのことを超えられなかったら、神奈川の夏は獲れない」――名将・土屋監督が発する無言のゲキなのかもしれない。たくましさを増した本田は、最後の夏にどんなピッチングを見せてくれるのか。激戦地・神奈川の夏は一気に熱を帯びそうだ。

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