山﨑武司が「センバツ11人の強打者」を診断。
プロ級の逸材はいるか?

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • 大友良行●写真 photo by Ohtomo Yoshiyuki

センバツ初戦の熊本工戦でホームランを放った太田英毅センバツ初戦の熊本工戦でホームランを放った太田英毅太田英毅(智辯学園/176cm・81kg/右投右打/遊撃手)

彼も植田くんと同様に甲子園で2季連続本塁打を打っていますが、ホームランを打ったシーンはいい打ち方ができていると感じます。力感がなく、フォロースルーが大きく、遠くに飛ばせるバッティングをしていますね。彼も植田くんと同様に軸足にしっかりとタメを作って打てる、いい下半身の使い方をしています。気になったのは、足を上げた際に左肩が内側に入り込みすぎること。この形だと、インコースのさばきに苦労するはずです。テークバックでスムーズに割れる(スイング動作に入る)ようになれば、インコースもうまくさばけるようになるでしょう。

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