【リトルリーグ】日本、12得点でメキシコに圧勝 (2ページ目)

  • カルロス山崎●文・写真 text & photo by Carlos Yamazaki

3回に貴重な2点タイムリー三塁打を放った竹内廉3回に貴重な2点タイムリー三塁打を放った竹内廉

 そして9-1と8点リードで迎えた5回裏、一死二、三塁から金森が「狙っていました」という初球ストレートをフルスイングすると、打球はレフトの芝生席上段に突き刺さり、コールド勝ちを決めた。この試合、2本の本塁打を放った金森は試合後こう語った。

「昨日の試合(2-4で敗れた韓国戦)のことは今日に持っていかない、と気持ちを切り替えて臨みました。絶対に自分が打って勝ってやろうと思っていました。その結果、2本もホームランを打つことができました。昨日、監督やコーチが励ましてくれたり、サポートしてくれたおかげだと思います」

 スタンドで後輩たちの試合を観戦していた2年前の世界一メンバー、清宮幸太郎もチームの奮起に一役買ったひとりだ。

「昨日はみんなおどおどしていたというか、プレイに迷いがあったように思います。考え込んでいたというか......。だから、『ここまで来たんだから、もっと楽しんでやろうよ』と言いました。僕たちも2年前は(延長9回を戦った)台湾戦で勝ってから楽しく野球をやることができて、世界一になることができました。今日はみんな笑顔があったし、打席でも自分のタイミングで打てていたと思います。楽しみになってきました」

 日高淳二監督も「投手を中心とした守りから攻撃へつなげていく、いつも通りの野球ができた」と手応えを口にした。"打倒・韓国"へ、リベンジの舞台は整った。

MEX 100 00 | 1
JPN 213 33x| 12
勝)竹内廉
負)ベラ
本)ガーザ3号、上島颯人1号、金森優1号、2号

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