【リトルリーグ】日本が痛恨の2被弾で韓国に惜敗 (3ページ目)

  • カルロス山崎●文・写真 text & photo by Carlos Yamazaki

リトルリーグ・ワールドシリーズ
世界各地にあるリトルリーグチームが地域や国内のリーグ戦やトーナメントを戦い、勝ち残ったわずか16チームがワールドシリーズに出場できる。今年で68回目を迎えるリトルリーグ・ワールドシリーズは毎年8月、リトルリーグ発祥の地、米国ペンシルベニア州ウィリアムズポートで開催される。

出場チーム
米国内8ブロックから勝ち上がった8チームと、日本、アジア・太平洋、カナダ、メキシコ、カリビアン、ラテンアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ・アフリカの8つの国際ブロックから勝ち上がった計16チームが出場。今年の日本代表は、2001年(優勝)、2007年(準優勝)、2012年(優勝)にも出場している東京北砂リトルリーグ。

選手の年齢制限
4月30日の時点で9歳~12歳であれば出場可能。つまり、5月以降の生まれであれば13歳(日本なら中学1年生)でも出場ができるということになる。ただし、2018年からは『12月31日』に規定が変わることが決定した。近年では13歳で身長170センチを超える選手も多く、球速75マイル(約120キロ)前後のストレートを投げる投手も少なくない。また、金属バットの反発係数は年々上昇しており、バッテリー間14メートル程のサイズでプレイするには危険ではないかという意見も飛び交っていたことが出場資格年齢変更の理由と考えられる。

大会レギュレーションと投手の球数制限
かつてはサッカーW杯のように4チームで予選リーグを戦い、上位2チームが決勝トーナメントに進めるという方式をとっていたが、2011年からは『準決勝までは2試合負けない限りは戦い続けることができる』ダブル・エリミネーション方式に変更となった。どのチームも初戦は日程も相手も決まっているが、2戦目以降は流動的になる。世界一までの最短コースは負け知らずの5戦5勝。初戦や二戦目などで敗れたとしても、7戦6勝で世界一までたどり着くことが可能だが、球数制限や休息日が設けられている投手の起用法ややりくりが大変になってしまう。リトルリーグにおける投手の球数制限、休息日は以下のように定められている。
・ 66球以上投げた場合は、4日間の休息が必要
・ 51~65球を投げた場合は、3日間の休息が必要
・ 36~50球を投げた場合は、2日間の休息が必要
・ 21~35球を投げた場合は、1日の休息が必要

3回に犠飛と相手投手の暴投で同点に追いついた日本だったが、その後は韓国投手陣に抑えられた3回に犠飛と相手投手の暴投で同点に追いついた日本だったが、その後は韓国投手陣に抑えられた

日本代表・東京北砂リトルリーグベンチ入りメンバー

1.西川新(にしかわ・あらた)/13歳/右投左打
2.駒場優太(こまば・ゆうた)/11歳/右投左打
3.橋口太郎(はしぐち・たろう)12歳/右投左打
5.冨田健悟(とみた・けんご)/12歳/右投右打
6.上島颯人(うえしま・はやと)/13歳/右投左打
7.平野啓介(ひらの・けいすけ)/12歳/左投左打
8.冨田進悟(とみた・しんご)/12歳/右投左打
9.三ツ井龍馬(みつい・りょうま)/12歳/右投右打
10.金森優(かなもり・すぐる)/13歳/右投右打
12.鎌田正蔵(かまた・しょうぞう)/12歳/左投左打
13.横山弥夢(よこやま・ひろむ)/13歳/右投右打
14.藤松丈一郎(ふじまつ・じょういちろう)/13歳/左投左打
18.高橋卓央(たかはし・たくま)/13歳/右投右打
22.竹内廉(たけうち・れん)/13歳/右投右打

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