【リトルリーグ】日本が痛恨の2被弾で韓国に惜敗 (2ページ目)

  • カルロス山崎●文・写真 text & photo by Carlos Yamazaki

2年前、東京北砂リトルで世界一に輝いた清宮幸太郎(写真左)と平野凛太郎も後輩たちを応援しにウィリアムズポートに来ていた2年前、東京北砂リトルで世界一に輝いた清宮幸太郎(写真左)と平野凛太郎も後輩たちを応援しにウィリアムズポートに来ていた

 そして6回表、韓国の攻撃。日本は、今大会ここまで2本塁打を放っている韓国の3番・フワンにソロ本塁打を浴び勝ち越しを許すと、さらに1点を追加され2点のリードを奪われてしまう。その裏日本は、二死から9番・橋口太郎が内野安打で出塁するも、1番の金森がセンターフライに倒れ試合終了。

 ピンチを招いても「ケンチャナヨ(大丈夫)!」とコールを送り続けていた三塁側スタンドの韓国応援団が勝利に歓喜する中、3回2/3を投げ2安打2失点(自責0)10奪三振と力投した高橋らは、リトルリーグの聖地ラマディ・スタジアムのフィールドで悔し涙を流した。

 一塁側ダグアウトで選手たちを集めた日高淳二監督は、「(選手たちには)負けて悔しいという気持ちがあるのであれば、(負けなしの)ストレートで5試合やるよりも、1試合多く、この素晴らしいスタジアムでできるのだから、明日勝って、楽しもうよ」と語った。

 試合後、記者会見場に現れた日高監督は、勝敗のポイントについて「2本のホームランです」と分析。そして「それ以外は投手がしっかり抑えていたし、配球もよかった。打った韓国のバッターが素晴らしかったということ。しっかりタイミングを取って、ストレートをとらえていた」と相手を称えた。

 もう負けられなくなった日本は敗者復活戦でメキシコと戦う。この試合に勝てば決勝進出をかけ、再び韓国と対戦することになる。ライバル韓国に敗れたとはいえ、まだ日本勢3連覇の道は閉ざされたわけではない。

Japan 2-5 Korea
KOR 002 002|4
JPN 002 000|2

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