【リトルリーグ】日本が逆転でメキシコを下し2連勝

  • カルロス山崎●文・写真 text & photo by Carlos Yamazaki

リトルリーグ・ワールドシリーズレポート(2)

 リトルリーグ・ワールドシリーズ(※)に出場している日本代表・東京北砂リトルリーグは、日本時間8月18日、メキシコ代表と対戦し、9-5で逆転勝ちを収めた。
※米国内8チームと世界各地の代表8チームの計16チームが出場し、毎年8月、米国ペンシルベニア州ウィリアムズポートで開催される。選手の年齢制限は4月30日の時点で9歳~12歳であれば出場可能。

同点で迎えた5回裏、無死満塁で勝ち越しの2点適時打を放った鎌田正蔵(12歳)同点で迎えた5回裏、無死満塁で勝ち越しの2点適時打を放った鎌田正蔵(12歳)

 1回表、日本先発の左腕・藤松丈一郎(13歳)は先頭打者こそ空振り三振に打ち取ったが、2番ロドリゲスに中前打を許すと、そこから4連続四球で2失点。ワールドシリーズ初先発で緊張したのか、初回だけで43球を要してしまった。2回にも先頭のガーザにソロ本塁打を浴び、東京北砂リトルは3点ビハインドと苦しい展開を強いられた。

 しかし東京北砂リトルは、2回裏に敵失とワイルドピッチ、さらに2番・上島颯人(13歳)の適時打などで同点。続く3回裏には6番・西川新(13歳)の適時打で4-3と勝ち越した。

 リトルリーグは6イニング制(延長は無制限)のため、序盤の失点が致命的になるケースは少なくない。そういう意味では、すぐさま追いつき、そして逆転できたことは大きかった。

 だが、藤松の調子が上がらない。三振は奪うが、最後まで制球が定まらず、4回に連続四球を与え、球数が84球に達したところで降板を余儀なくされた(※)
※リトルリーグの1試合の球数は、7~8歳は50球以下、9~10歳は75球以下、11~13歳は85球以下と制限されている。

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