長島三奈が感動した「ふつうの子たち、佐賀北の快進撃」

  • スポルティーバ編集部●取材・文 text by Sportiva
  • 北川鉄雄●撮影 photo by Tetsuo Kitagawa

『熱闘甲子園』元キャスター、長島三奈さんインタビュー(2) 

 テレビ朝日系列で放送されている、全国高等学校野球選手権大会のダイジェスト番組『熱闘甲子園』で15年間キャスターを務めた長島三奈さん。思い出話、高校野球への思いは、ますますヒートアップ。
(前回の記事はこちら)

「大会が終わると、数日間は〈甲子園ロス〉で放心状態です(笑)」と長島三奈さん「大会が終わると、数日間は〈甲子園ロス〉で放心状態です(笑)」と長島三奈さん「みんなにもっともっと知ってもらいたい、伝えなきゃと思うチームがあるんです。2007年、第89回大会で優勝した"がばい旋風"の佐賀北はそのひとつです」。

 開幕戦で福井商に2-0で勝ち、2回戦、宇治山田商と延長15回4-4引き分け、再試合で9-1で勝って、波に乗る。3回戦は前橋商を5-2で下し、準々決勝では優勝候補、帝京に延長13回、4x-3でサヨナラ勝ち。

「記者もみんなノーマークで、私も2回戦の再試合に勝ってから取材に行ったんですが、佐賀北の選手たちが、試合ごとにみるみるうまくなっていくのが、わかったんです。私みたいな素人目で見ても『あなたたち、うまくなってるよ』って。本当にいま思い出しても、鳥肌が立ちますね。10代ならではの吸収力、甲子園という舞台が成長させるんでしょうか......」

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