2012.10.08

【大学野球】亜細亜大・東浜巨「究極のピッチングは10安打完封」

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 大友良行●写真 photo by Ohtomo Yoshiyuki

ひがしはま・なお/1990年6月20日、沖縄県生まれ。小学校2年から野球を始め、与勝中3年夏に県大会優勝。沖縄尚学に進み、3年春のセンバツでは5試合を投げて防御率0.66のピッチングを披露し、同校を9年ぶりの優勝に導いた。高校卒業後は亜細亜大に進学。1年春からマウンドに上がり、ここまで(10月6日現在)34勝をマーク。また歴代最多の通算22完封をマーク。182センチ、81キロ、右投右打―― それは誰かに教わったとか?

「すべて独学です。ミーティングで言われることをヒントにすることはありますが、対戦の中で身につけたものがほとんどですね」

―― 亜細亜大は東都大学リーグに所属していて、”戦国東都”と呼ばれているように非常にレベルが高い。このリーグでプレイしたことは大きかったですか?

「常に相手チームは研究してきますし、入れ替え戦もあるので、気の抜ける時は一度もなかったですね。そういうこともあっていい緊張感を持続しながらの4年間でした。それがレベルアップにもつながったと思います。それに澤村(=拓一、中央大→巨人)さんや藤岡(=貴裕、東洋大→ロッテ)さんなど、プロに進む投手と投げ合えたことも大きな収穫でしたね。先輩たちがプロで投げている姿を見て、ある程度、プロの実力も知ることができました」

―― 実際、プロで澤村投手や藤岡投手の投げている姿を見て、何か感じる部分はありますか?

「なかなか勝てない試合が続くと、『やっぱりプロはレベルが高いな』って思うこともありますけど……。ただ、ふたりを見ていて感じることは、大学のリーグ戦って春と秋じゃないですか。つまり夏の間は試合から遠ざかるわけですよね。夏場の過ごし方という部分で難しさがあるのかなと思います。トレーニング方法であったり、投げ込みの回数であったり。僕もプロに行った場合、夏場の過ごし方が課題になると思います。もちろん、夏場だけではなく、1年を乗り切るには何をすべきかが大事なんですが……」

―― 今の自分に必要なものは何だと思いますか。

「球威ですね。昨年ヒジを痛めて、もう完治はしているのですが、球威という部分ではまだ完全に戻っていません。投球術に関しては自信があるので、球威が完全に戻ればピッチングの幅ももっと広がると思います。具体的には、空振りやファウルを取れるボールを増やしたいですね」