【五輪代表】関塚ジャパンを変貌させた吉田麻也「最初はどうなることかと思った......」
関塚ジャパンのキャプテンを務め、チーム躍進の原動力となった吉田麻也。関塚ジャパンを最後にまとめ上げたのは、間違いなく吉田麻也だった。
落ち着きのある堅実なプレイで後方からチームを統率した。そして、
キャプテンとして熱い言葉を発し、チームに「自信」と「勢い」を与えた。
●スペイン戦で五輪初勝利
「長かった......。試合もそうだけど、(僕自身の五輪)初勝利までかなり時間がかかりました。(初めて)メンバー入りした北京五輪(3連敗)から4年間の時を経て、初戦のスペインに勝てたのは感慨深いものがあった。でも、グループリーグを突破することがひとつの目標だったので、満足することはなかった。僕が満足してしまったら、ほかの選手にも影響すると思ったから、常に次を見据えていた。(勝利は)奇跡か必然か? 僕らからすると、しっかり準備してきた結果なので、必然だと思いたい」
●長谷部誠の大変さを痛感
「キャプテンだからといって、何かを変えるということはなかった。強いて言えば、雑用が増えるだけ。今になって、(A代表キャプテンの)長谷部(誠)さんの気持ちがよくわかりましたね。というのは、長谷部さんがかつて『記者会見が大変なんだよぉ~』と漏らしていたんですけど、本当にそうだなって思いましたから(笑)。そうした長谷部さんの辛さも今回わかったので、これからは少しでもサポートできればいいな、と思います」
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