【書籍紹介】『残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日』

 Jリーガー中村憲剛の生きざまを描いた人物ノンフィクション。南アフリカW杯で残した大きな悔いを、ブラジルの地で晴らしたい。そのために中村は「日本代表」と「川崎フロンターレ」、ふたつの車輪で前進しようとするのだが――。

 苦悩と歓喜の日々の先に待っていたのは、代表メンバーからの落選だった。高い壁にぶつかり、それを乗り越えたと思ったら、今度は落とし穴に落っこちて、這い上がる。その繰り返しだった。それでも中村は、その経験をバネにして、未来を手繰り寄せてきた。

「だからね、未来は常に明るいんですよ」

 挑戦と挫折を繰り返し、35歳を迎えた今なお「サッカーがうまくなりたい」と悪戦苦闘を続ける、プロアスリートの物語。

【目次】
1章 落選 運命の一日
2章 激闘 南アフリカでの葛藤
3章 渇望 高まる移籍熱
4章 波乱 思わぬすれ違い
5章 新風 理想のサッカーとの出会い
6章 焦心 揺れ動く日本代表への想い
7章 疾走 史上最高の中村憲剛
8章 閃光 届かなかったブラジル
終章 熱源 いつだって未来は明るい

【著者】
飯尾篤史(いいお あつし)
1975年生まれ、東京都出身。明治大学を卒業後、編集プロダクションを経て出版社に勤務し、サッカー専門誌の編集記者を務める。2012年からフリーランスに転身。ワールドカップをはじめ、国内外のサッカーシーンを中心に精力的な取材活動を続け、スポーツ誌、サッカー専門誌などに寄稿している

【発売日】2016年4月15日 好評発売中!
【発行】株式会社講談社
【定価】1500円(税別)
ISBN:978-4-06-219962-9
判型/ページ数:四六/324ページ
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