ついにマンU監督就任。モウリーニョが真っ先に切る選手は誰だ?

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi  photo by AFLO

 かねてからのウワサがついに現実となり、名将ジョセ・モウリーニョがマンチェスター・ユナイテッド(マンU)の新監督に就任することが正式に決定した。クラブの発表によれば、契約は3年間で、2020年までの延長オプション付き。これにより、いよいよこの夏から"赤い悪魔"の新しい歴史が幕を開ける運びとなった。

モウリーニョの見つめる先にいる「マンU選手」はいったい誰なのかモウリーニョの見つめる先にいる「マンU選手」はいったい誰なのか それにしても、ここに至るまでの動きは紆余曲折があったというより、既定路線のごとくトントン拍子に事が運んだ印象を受ける。

 とりわけ、マンUがFAカップのタイトルを獲得した5月21日のあとから堰(せき)を切ったように動き始め、23日にルイス・ファン・ハール監督の解任が発表されると同時に、フロントはモウリーニョ側と契約交渉を開始。肖像権契約などの詳細を詰めるため、交渉は数日間にわたって行なわれたが、27日の正式発表の前日の段階で、両者は合意に達したとされている。

 その間、マンUのモウリーニョ招聘のウワサについては、さまざまな関係者がコメントをしている。

 たとえば、かつてアーセナルで活躍したフランスのレジェンドであるティエリ・アンリは、「モウリーニョがどれほど優れた監督なのかを改めて語る必要はないし、今はユナイテッドの誰もが成功を欲している」と言えば、マンUのレジェンドでもあるポール・スコールズも、「ユナイテッドのファンは面白いサッカーを求めるが、私はモウリーニョが来て、それを実行すると確信している」とコメント。

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