CL1回戦の注目カード。ビッグクラブの戦力に変化あり

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by Getty Images

日付は現地時間日付は現地時間 待ちに待ったチャンピオンズリーグが再開する。すでに去年の12月15日にベスト16(決勝トーナメント1回戦)の組み合わせ抽選が行なわれており、2月17日から戦いの火ぶたが切って落とされる。

 その中に、世界中の注目を浴びる因縁のビッグマッチが2つある。パリ・サンジェルマン対チェルシーと、マンチェスター・シティ対バルセロナの一戦だ。いずれも昨シーズンの決勝トーナメントで実現している対戦カードで、必見のリベンジマッチである。

 まず、目下プレミアリーグ首位を走るチェルシーと"プティ銀河系軍団"パリ・サンジェルマンの対戦は、昨シーズンの準々決勝の再現となる。しかもその時のトータルスコアは3対3(※)で、結局アウェーゴールでチェルシーが準決勝に駒を進めたわけだが、実力的には完全に互角。とりわけチェルシーホームの2ndレグ終了間際、勝ち抜けを決めるFWデンバ・バの追加点が決まった劇的なシーンは、チェルシーファンのみならず、多くのサッカーファンの脳裏に焼き付いていることだろう。

※1stレグは3-1でパリ・サンジェルマンが勝利、2ndレグは2-0でチェルシーが勝利した。

 しかし今回のリターンマッチは、昨シーズンと同じような大接戦になるとは限らない。両チームとも監督はロラン・ブラン(パリ・サンジェルマン)とジョゼ・モウリーニョ(チェルシー)で変更はないが、戦力を比べると、明らかな差が生まれているからだ。

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