マンU香川真司、今季プレミア初先発。出場時間45分の意味

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by GettyImages

 マンチェスター・ユナイテッドの香川真司がウェストブロムウィッチ戦に今季リーグ戦初先発。だがそのプレイはわずか45分間で終了した。下げられた後半はベンチに姿を現さなかったため、負傷したのかとの憶測が記者席を飛び交ったが、それは杞憂だった。

「ケガではないので。まあ前半、ぬるっとした感じがあったので(代えられたと思う)......」

 香川の口調は憮然としていた。

ウェストブロムウィッチ戦で今季リーグ戦初先発を果たした香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)ウェストブロムウィッチ戦で今季リーグ戦初先発を果たした香川真司(マンチェスター・ユナイテッド) それもそのはず、前半にはいくつかのチャンスを作っていた。前半34分には香川の左サイドの突破から、アンデルソンがバー直撃のシュートを放つなど、決定的シーンも作った。ルーニーやキャリックとの関係からの崩しもいくらか見られた。それだけに期待感が削がれたような感覚だ。後半、香川に代わって入った18歳のヤヌザイがこれといったプレイを見せられなかったことも、落胆の原因だ。

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