【オランダ】フィテッセ監督が語る「ハーフナー・マイクをMFで起用する理由」

  • 中田 徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

ルッテン新監督のもと、複数のポジションで経験を積んでいるハーフナー・マイクルッテン新監督のもと、複数のポジションで経験を積んでいるハーフナー・マイク 9月16日に行なわれたエールディビジ第5戦のフローニンゲン戦で、ハーフナー・マイクは1ゴール1アシストの活躍を見せた。ゴールは、相手にシャツを引っ張られながらも気にせず、高い打点のヘッドで決めた豪快なもの。そしてアシストは、50メートルもの距離をドリブルで疾走し、味方と目配せしながらラストパスを出したものだった。オランダのスポーツ週刊誌『NUsport』は、ハーフナーを『週間ベストイレブン』の一員に選んだ。

「これだけのインパクトを残せば、次は最初から使ってもらえるかな?」

 ハーフナーはフレット・ルッテン監督をチラリと見ながら笑った。今季のハーフナーはまだスタメン出場がなく、フローニンゲン戦も後半開始からの登場だったからだ。

 しかも、ポジションは左MF。また、厳しい戦いを強いられるアウェイゲーム。さらに前半、味方のディフェンダーが退場し、フィテッセはひとり少ない状況でもあった。チームが劣勢に陥った中、ハーフナーは苦し紛れにボールをクリアするなど、守備にも奔走した。それでもハーフナーはわずかなチャンスで先制ゴールを決め、ダメ押しゴールのアシストも記録し、チームの勝利に大きく貢献したのである。

 フィセッテの地元アーネムでは、ハーフナーのスタメン出場の期待が高まっていった。次節ヘラクレス戦前の練習では、レギュラー組に入ってプレイもしていた。ポジションはトップ下。調子も良かった。しかし9月22日の第6戦・ヘラクレス戦も、ハーフナーはスタメンの座を奪うことはできなかった。

「紅白戦で調子も良かっただけに、ショックでした」

 前半が0-0で終わり、ハーフタイムに入るとハーフナーは、控えの仲間たちとボール回しをしていた。すると、ハーフナーを応援するサポーターたちの声がスタジアム中に響いた。

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