【イングランド】マンU主力組との初共演にも「違和感なかった」香川真司

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • photo by Getty Images

ノルウェーのバレレンガ戦で、ルーニーら主力組ともスムーズな連携を見せた香川真司。ノルウェーのバレレンガ戦で、ルーニーら主力組ともスムーズな連携を見せた香川真司。 試合後、香川真司はその言葉を何度も口にした。

「違和感なくやれている」

 南アフリカ、上海遠征を終えたマンチェスター・ユナイテッド(以下、マンU)は、8月5日から北欧ツアーを開始。と同時に、この遠征からEURO2012に出場していたルーニー、ウェルベックら、主力選手がチームに合流した。

 香川が主力組の中で、どれほど自身の力を発揮できるのか。5日にオスロ(ノルウェー)で行なわれたバレレンガ戦には、そんな注目が集まったが、ことのほかすんなりと自分の定位置(トップ下)に収まっていた。それが、この試合の率直な印象である。

 本人が何度も言葉にするまでもなく、「違和感ない」のは、試合を見ていれば明らかだった。

 バレレンガ戦で香川の出番が巡ってきたのは、61分。"EURO組"が多く先発したものの、どこかモタモタとした攻撃が目立ったマンUだったが、前半の終わりごろから徐々にスピード感が生まれ、後半に入ると、さらにそれが加速していた。香川がピッチに送り出されたのは、そんなタイミングである。

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