17歳大堀彩、16歳山口茜...。バドミントン女子は百花繚乱 (2ページ目)

  • 折山淑美●文 text by Oriyama Toshimi
  • Photo by AFLO SPORTS

 2013年7月に優勝したアジアユースでは、「昨年の世界ジュニア3位で自信がついた。今回の優勝をステップに、今年は(世界ジュニアで)優勝を狙いたい」と話し、このあとに行なわれたインターハイでは3位だったが、9月13日からの全日本ジュニアでは見事、インターハイ優勝者の山口を2対0で破ったのだ。

 ところが今度は山口がその敗戦から一気に加速した。

 全日本ジュニアの翌日から始まったヨネックスジャパンオープンに出場した山口は予選から勝ち上がると、2回戦では世界選手権3位のシンディ・P・V(インド)を破って勢いに乗った。

 そして実業団選手である打田しづか(日本ユニシス)との対戦になった決勝でも、落ち着いたプレイで相手を寄せつけなかった。結果は、世界最高峰のスーパーシリーズで、16歳という大会史上最年少優勝を果たしたのだ。

 それに対して大堀も、9月24日からロシア・ウラジオストックで開催されたロシアオープンに出場すると、ロシア選手を相手に1ゲームも落とさず、シニアの国際大会での初優勝を果たした。

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