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【シンクロ】マーメイドジャパンは
ロンドン五輪でメダル争いに絡めるのか?

2012.05.07

  • 松瀬学●取材・文 text by Matsuse Manabu 藤田孝夫●撮影 photo by Fujita Takao

ジャパンオープンで2位になったデュエットの酒井(左)と小林(右)
 さびしいロンドン五輪壮行会だった。

 GWの子どもの日。日本選手権兼ジャパンオープン最終日(東京辰巳国際水泳場)。プールサイドにシンクロナイズドスイミングの日本代表『マーメイドジャパン』の面々が並ぶ。ケガで大会を欠場したエースの乾友紀子(井村シンクロ)の表情は冴えない。

 代表選手が紹介されると、スタンドから拍手がぱらぱらと送られる。2週間前の五輪最終予選(ロンドン)で、何とかデュエット、チームの五輪出場権を獲得した日本。まず花牟礼雅美チームリーダーがあいさつした。

「五輪最終予選は大変厳しい戦いで苦しい毎日でした。でも選手一丸で頑張った。その気持ちを忘れずに互いを信じて、8月も必ず、いい演技ができるよう、決意を新たに向かっていきます」

 主将の24歳、小林千紗(井村シンクロ)はこう、続けた。

「オリンピック本戦ではもっともっと厳しい戦いが待っている。チーム一丸となって、もっともっと高い壁を乗り越えて、得たチャンスをものにしたい」

 誰の口からも「メダル」という言葉は出てこなかった。そりゃそうだ。栄光の歴史を築いてきた日本シンクロも今は昔、現時点ではデュエット、チームとも世界で5番目あたりに位置している。

 壮行会が終わる。ミックスゾーンで、小林に五輪の目標を聞いた。顔がゆがむ。

「少しでもメダル争いに加わること。今の私たちには、本当に1%もないかもしれないけれど、世界のトップに挑戦していきたい」

 なぜ、こうなってしまったのか。コーチもつらかろうが、泳ぐ選手たちが一番、苦しかろう。ふたりの同調性や呼吸が大事なデュエットのメンバーがまだ、確定していない。

「ありえない」。井村雅代・中国ヘッドコーチ(元日本ヘッドコーチ)が歯に衣着せずぴしゃりという。

「早く(メンバーを)決断しないと。早くふたりのワールドをつくる。やっぱり戦いというのは迷ったら負ける。(日本には)迷いを感じます」

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