【今日は何の日?】吉田沙保里の連勝が『119』でストップ

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by AFLO

格下の相手に判定負けを喫し、試合会場で泣き崩れる吉田沙保里格下の相手に判定負けを喫し、試合会場で泣き崩れる吉田沙保里【2008年1月19日】
絶対女王、まさかの黒星。号泣しながら金メダルを誓う

 2001年12月の全日本女子選手権で山本聖子に負けてから6年あまり。吉田沙保里の連勝記録が、ついに『119』でストップした。

 アテネ五輪で金メダルを獲得し、自身も「引退するまで勝ち続ける」と、北京五輪も無敗のまま臨む気持ちでいた。しかし、北京五輪の年を迎えた1月、中国・太原で行なわれた女子ワールドカップ団体戦で、アメリカのマルシー・バンデュセンに判定で敗れてしまう。

 大番狂わせを演じたバンデュセンは、1999年に当時高校生の吉田が圧勝したこともある相手。「勝てると軽くいってしまった」と、2219日ぶりの黒星に、吉田は人目(ひとめ)もはばからず号泣し、「オリンピックでこの悔しさをぶつけて、必ず金メダルを取りたい」と誓った。

 その後、吉田はその悔しさをバネに、北京五輪で金メダルを獲得。現在、ロンドン五輪の切符も手に入れ、前人未到の三連覇を目指している。

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