【女子バレー】故郷・熊本に元気を! 19歳・古賀紗理那が誓うリオ出場

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari  坂本清●写真 photo by Sakamoto Kiyoshi

19歳のエース、古賀紗理那に大きな期待がかかる19歳のエース、古賀紗理那に大きな期待がかかる 14日(土)から始まるオリンピック世界最終予選に臨む全日本女子チーム。最年少でありながら、チームのカギを握るのが古賀紗理那だ。180cmの長身ながらレセプション(サーブレシーブ)もこなし、サーブやスパイクの成績もチームの中で上位。ポスト木村沙織の最有力候補と言えるだろう。

 古賀は母親の影響で小学2年生のときにバレーボールを始め、中学生になると、その名前は全国区に。JOCジュニアオリンピックカップに出場し、オリンピック有望選手に選ばれた。高校は地元の熊本信愛女学院に進学。全国制覇は結局ならなかったが、チームを牽引し、インターハイや春高で上位進出を果たした。

 さらに2013年にはシニア全日本に初選出。翌年には2020年東京オリンピックの強化指定選手「Team CORE」に選ばれるなど、常に将来を嘱望されていた。

 ただ、ケガなどもあり、本格的に全日本として活動を始めたのは昨年のワールドグランプリ。そこでレギュラーをつかむと、8月に行なわれたワールドカップ2015では、ベストスコアラーランキング5位、ベストサーバーランキング4位、ベストレシーバーランキングではトップと、尊敬する選手である木村沙織よりすべての数値で上回り、全日本に欠かせない存在となった。

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