【NBA】今季MVPのステファン・カリーを凌ぐ「真の勝者」は?

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

2014-2015シーズン10大ニュース@後編

 2014-2015シーズンもNBAは話題がてんこ盛り。乱闘あり、笑いあり、涙あり......。NBAの魅力はコート内外に数多く散らばっている。記憶に新しい今シーズンの10大ニュースを振り返ってみよう。

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ウォリアーズを40年ぶりのNBA制覇に導いたステファン・カリーウォリアーズを40年ぶりのNBA制覇に導いたステファン・カリー【第5位】 コートでの乱闘あれこれ。「新・乱闘王」に名乗りを挙げたのは?

 試合にかける情熱が強すぎるせいなのか、2014-2015シーズンも乱闘シーンが多かった。

 10月28日に行なわれた開幕戦では、ロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアント(SG)とヒューストン・ロケッツのドワイト・ハワード(C)がさっそく口論となった。ハワードのひじがコービーの顔にヒットし、コービーが「フニャチン野郎(ソフトマザーファッカー)!」と怒鳴った結果、両者にファウルがコールされている。ハワードは今年1月にもケビン・ガーネット(当時ブルックリン・ネッツ/PF)ともめた際にヘッドバットを食らわされており、乱闘シーンに欠かせないキャラとして確立された感がある。

※ポジションの略称=PG(ポイントガード)、SG(シューティングガード)、SF(スモールフォワード)、PF(パワーフォワード)、C(センター)。

 ひと昔前の「乱闘王」といえば、メッタ・ワールド・ピース(旧名:ロン・アーテスト)を思い浮かべるファンも多いだろう。そんな彼の後継者というべき「新・乱闘王」を襲名しそうなのが、マイアミ・ヒートのハッサン・ホワイトサイド(C)だ。3月2日のフェニックス・サンズ戦ではアレックス・レン(C)にタックルをかまし、わずか数日後のボストン・セルティックス戦ではケリー・オリニク(C)にエルボーを見舞っている。ホワイトサイドの気性の荒さは、いまやリーグトップクラスだ。

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