【テニス】個性派セリーナ・ウィリアムズに誰も気づかず?

  • 三尾圭●協力 text Mio Kiyoshi

アメスポ事件簿176

 テニス界で男女通じて、唯一、シングルス・ダブルスともに「キャリア・ゴールデンスラム(※)」を達成しているセリーナ・ウィリアムズ(33歳)。豪快なプレイもさることながら、鍛え上げられたボディとワイルドなヘアスタイルでも有名で、なにかと目立つ存在である。

※キャリア・ゴールデンスラム=テニスの世界で、「全豪オープン」「全仏オープン」「ウインブルドン」「全米オープン」の4大大会を制し、なおかつ4年に一度行なわれる「オリンピック」も優勝すること。

 そんな個性あふれるセリーナが、パリで思わぬ出来事と遭遇した。ネイルサロンでマニキュアを塗っていると、ふたりのアメリカ人観光客が店内に入ってきたとのこと。そして、その観光客は店員から話しかけられると、フランス語ができないために困惑していたという。そこで、セリーナは通訳を買って出て、観光客は無事にネイルを購入して帰ることができた。

 しかし、帰る間際、セリーナは観光客から御礼の言葉を受けたあと、「あなたはパリの大学に通っているの? すごくフランス語が上手ね」と言われたという。どうやら、セリーナのことをアメリカからフランスに留学している学生と勘違いしているらしく、観光客に普通のアメリカ人と間違われたことで、セリーナは逆に嬉しかったと語っている。

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