【NBA】コービーとデュラントがサッカー界に物申す!

  • 三尾圭●協力 text Mio Kiyoshi

アメスポ事件簿168

 NBAを代表するふたりのスーパースターが、サッカー界に対して切実な訴えを起こしている。ロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアント(35歳)と、オクラホマシティ・サンダーのケビン・デュラント(25歳)が、来年6月にカナダにて開催される「FIFA女子ワールドカップ2015」で導入される人工芝に対して、反対の意を表明したのだ。

 ワールドカップ決勝戦の行なわれる舞台は、バンクーバーにあるBCプレイス・スタジアム。ドーム型の屋内競技場で、約6万人もの収容能力を誇る。ただ、屋内スタジアムであることや、バンクーバーの気候の問題もあり、FIFA公認の人工芝を採用している。世界中に人工芝を普及させたいFIFAの意向で決定したのだが、選手の声を拾おうとしない姿勢に対し、コービーとデュラントが立ち上がった。

 コービーはツイッター上に、人工芝が原因で擦り焼けたアメリカ代表FWシドニー・ルルー(24歳)のひざの画像をアップ。「アスリートを守れ!」のハッシュタグを付けて拡散し、500万人以上のフォロワーに人工芝反対を訴えた。世界的に広がりを見せているこの反対運動に対し、ゼップ・ブラッターFIFA会長(78歳)はどう動くのか、注目が集まっている。

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る