【テニス】東レPPO30年の歴史を飾ってきた女王たちの素顔 (4ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha

 迎えた第30回の記念大会では、誰が女王になるか。最有力候補を挙げるとしたら、東レPPO初登場、世界ランク1位のセリーナ・ウィリアムズだろう。先の全米オープンでは2年連続5度目の優勝を果たし、これで四大大会は通算17勝目。ナブラチロワやクリス・エバートの持つタイトル数にあと1つと迫る。

 全米の決勝の相手は、同じく東レPPOに出場する世界ランク2位のビクトリア・アザレンカだった。両者の対戦成績は、この全米の勝利でセリーナが13勝3敗となったが、今年だけをみれば2勝2敗の五分である。全米決勝の再現も十分にあり得そうだ。
 
 他にも2011年の第28回大会覇者アグニエシュカ・ラドワンスカをはじめ、世界ランク上位の選手が多数出場。主催者推薦で出場するクルム伊達公子や森田あゆみの活躍にも期待がかかる。また、ジュニア世界ランク1位で、今年の全仏ジュニアとウィンブルドンジュニアを制したベリンダ・ベンチッチ(スイス)という逸材も日本初お目見えとなる。

 会場では、これまでの東レPPOの歴史を網羅し、マヌエラ・マレーバやクルム伊達公子、マルチナ・ヒンギスらによる「時代の証言」を収録した30回大会記念の公式プログラムが販売されるという。世界レベルの女子テニスを日本人にとって身近なものにしてきた30年という歴史の重みが感じられる大会になるはずだ。


 なお、大会チケットは下記で扱っている。
○東レPPOテニス オフィシャルホームページ及び携帯サイト
 http://www.toray-ppo.co.jp
○東レPPOテニス チケットセンター
 申し込み  0570-06-9995(自動音声24時間対応)
 問い合わせ 0570-06-9971(オペレーター対応10:00~18:00)
○イープラス、チケットぴあ、TBSオンラインチケット、ローソンチケット、楽天チケットほか

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