【MLB】背番号を譲ってB・ルースのサインボールをゲット
★アメスポ事件簿171★
セントルイス・カージナルスでリリーフを務めるパット・ネシェック(34歳)は、メジャー屈指のサインコレクターだ。メジャーリーグやNHLで活躍した往年の名選手のサイン入りカードを多数保有し、自ら制作・管理している公式サイト上で公開している。
サイトに掲載されているリストを見てみると、その莫大な量に驚愕する。メジャーリーガーのサインだけでも、なんと約1800枚以上。その中には、2004年の野茂英雄(当時ロサンゼルス・ドジャース)や、2005年・2006年の井口資仁(当時シカゴ・ホワイトソックス)など、日本人メジャーリーガーのサインもコレクシションに入っていた。
そんな折、カージナルスにジョン・ラッキー(35歳)がボストン・レッドソックスから移籍。その際、ネシェックの背番号41番を譲ってほしいと打診されたという。その交換条件にラッキーが提示したのは、ベーブ・ルースのサイン入りボール。ネシェックは間髪入れずにその条件を飲んだとか。
ちなみに、ベーブ・ルースのサイン入りボールの市場価格は2万5000ドル(約262万円)。ただ、ネシェックがそのボールを売るとは、到底考えられない。