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【MLB】次々と主力選手を放出。
レッドソックス、チーム解体の真相

2012.08.30

  • 笹田幸嗣●文 text by Sasada Koji photo by REUTERS/AFLO

レッドソックスからドジャースに移籍した(左から)ベケット、ゴンザレス、プント まさに青天の霹靂(へきれき)だった。現地8月25日、レッドソックスとドジャースとの間で総勢9人の大型トレードが成立した。驚くべきは、レッドソックスが放出した選手がチームの顔ともいえる主力ばかりだったこと。過去5年間で100打点以上を4度記録した主砲のエイドリアン・ゴンザレス。07年に20勝をマークし最多勝に輝いたエースのジョシュ・ベケット。そして盗塁王4度の韋駄天カール・クロフォード。この3選手に加え、内野のユーティリティ・プレイヤーのニック・プントがドジャースへと移った。

 その一方でドジャースから移籍してきたのは、一塁手のジェームズ・ロニーと若手4選手。この4人は若手有望株の名は付くが、「超」のつく選手はいない。

 チームとしての規律を重視し、緻密な野球を目指すボビー・バレンタイン監督に対し、レッドソックスの主力たちは実績十分のプライド高き暴れ馬たちばかり。両者をたとえるなら、まさに水と油。互いに譲歩しあう姿勢を見せなければ、チーム崩壊は時間の問題と早い段階から言われていた。

 その通り、春のキャンプからいざこざは絶えなかったが、表面化したのは5月。腰の張りを訴えて登板を回避したベケットが、休日を利用してゴルフをしていたことが発覚。その際、ベケットは「休日にゴルフをして何が悪い」と居直った。

 そして6月には、バレンタインとよく衝突していたケビン・ユーキリスがホワイトソックスへ放出された。この時、交換要員がつりあわず懲罰トレードと囁かれたが、交換要員のひとりだったブレント・リリブリッジはわずか3週間で戦力外通告という摩訶不思議なトレードだった。

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