【格闘技】プーチン大統領に勝てる国家元首はいるのか?

  • 三尾圭●協力 text by Mio Kiyoshi

アメスポ事件簿180

 ウラジーミル・プーチン大統領(62歳)と格闘技は、切っても切り離せない関係だ。11歳のころからサンボと柔道を習い始め、サンボは大学在学中に全ロシア大学選手権で優勝。一方、柔道も講道館5段の腕前で、大統領公邸内に柔道場を作って日々鍛錬を積んでおり、「柔道は単なるスポーツではない。哲学だ」という考えを持っている。プーチン大統領の得意技は、払い腰だ。

 また、テコンドーにも精通しており、黒帯を取得済み。2013年にはテコンドーの最高段位である名誉9段を授与され、「大師範」となっている。バラク・オバマ大統領(53歳)も3年間ほどテコンドーを習い、青帯(5級)を取得しているが、ずいぶんと先を越された印象だ。

 そして昨年、プーチン大統領は極真空手の8段も授与された。ちなみに、かつてK-1で大活躍したフランシスコ・フィリォ(44歳)は6段である。柔道、テコンドー、そして極真空手と、あらゆる競技で有段者となっているプーチン大統領。「2015年はどのジャンルで段持ちになるか?」と、アメリカメディアは興味津々だ。「世界一屈強な大統領」と呼ばれる彼を腕っぷしで勝る国家元首は、おそらくいないだろう。

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