【競馬】初心者でも楽しめる。有馬記念は特別なレースだ

  • スポルティーバ編集部●文 text by Sportiva
  • 村上庄吾●写真 photo by Murakami Shogo

②3歳馬VS.古馬

 かつては古馬が貫禄を示すことが多かったが、最近は3歳馬の健闘が目立つ。ここ5年で見ると、09年ブエナビスタ2着、10年ヴィクトワールピサ1着、トゥザグローリー3着、11年オルフェーヴル1着、12年ゴールドシップ1着と優勝馬が3頭。馬券圏内に入った馬も5頭いる。今年はダービー(6月1日、GI、東京芝2400m)馬ワンアンドオンリー、トゥザワールドが出走。注目はワンアンドオンリー。秋のGI菊花賞、ジャパンカップの走りがモノ足りない印象だが、春の勢いを取り戻せば、上位に食い込んでくるはずだ。

③ディープインパクト産駒VS.ステイゴールド産駒
 
 先々週の阪神JF(12月14日、GI、阪神芝1600m)、先週の朝日杯FS(12月21日、GI、阪神芝1600m)、2歳GIはいずれもディープインパクト産駒が勝利した。こういう流れは無視できないもの。有馬記念での実績は昨年のダノンバラード15着のみとほとんどないのだが、今年はジェンティルドンナ、ラキシス、ヴィルシーナ、トーセンラー、ラストインパクト、サトノノブレス、デニムアンドルビーと、ディープ産駒が7頭も出走してきた。3週連続のGI制覇も十分ありそうだ。

 立ちはだかるのはステイゴールド産駒か。ここ5年で何と4勝(09年ドリームジャーニー、12年・14年オルフェーヴル、13年ゴールドシップ)。今年も、3歳時にこのレースを勝っているゴールドシップ、一昨年2着のオーシャンブルー、春の天皇賞を連覇したフェノーメノと最強の布陣で上位を狙う。


 2014年の総決算、有馬記念の発走時刻は、28日(日)15時25分だ。

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