競馬&格闘技ボクシング

【ボクシング】亀田興毅のファイトマネー3000万円は高いのか、安いのか?

2012.04.03

  • 原 功●文 text by Hara Isao 矢野森智明●写真 photo by Yanomori Tomoaki

8月に行なわれたデビッド・デラモラとの2度目の防衛戦を含め、昨年、3試合のファイトマネーの合計が約9000万円だったと語った亀田興毅 確定申告が終わり、遠からず恒例となっている各分野の長者番付が発表される時期になった。そんななか、日本初の3階級制覇を成し遂げたWBA世界バンタム級王者、亀田興毅の2011年の年収が1億円に届かず、9000万円台だったことが判明。抜群の知名度を誇り、テレビ出演も多い亀田は昨年、本業でも3度の防衛戦をこなした。それでも大台に届かないとは……。亀田でさえ、1試合平均で約3000万円。トップボクサーの報酬は、いったいどのくらいなのだろうか。

 通常、ボクサーの報酬のことを、日本では『ファイトマネー』というが、これは和製英語なので海外では通用しない言葉である。英語圏ではGuarantee(ギャランティー)、Purse(パース)という単語を用いることが多い。さて本題だが、亀田は『亀田プロモーション』の社長も兼ねているため、上記の数字が全収入というわけではなさそうだ。しかしプロボクサーが、プロ野球選手やサッカー選手と比較して厚遇を受けているという話はあまり聞かない。

 そんななか、最近の数少ない例外としてWBC世界スーパーバンタム級の『名誉王者』、西岡利晃がいる。昨年10月、米国ラスベガスで行なったV7戦では、ドル建てで総額100万ドル(約7800万円)の報酬を得ている。また、2000年から2001年にかけて防衛戦をこなしたWBA世界ライト級王者時代の畑山隆則は、初防衛戦と2度目の防衛戦で各5000万円、3度目の防衛戦では手取り7000万円をもらったと自著で公表している。これらは畑山の希望で、すべて現金支給だったという。さらに、それらの現金を紙袋に入れて自宅に持ち帰ったというのだから驚きだ。

 そして日本での最高報酬額としては、94年の辰吉丈一郎対薬師寺保栄のWBC世界バンタム級王座統一戦で、320万1500ドル(約3億4200万円・当時)という途方もない記録がある。これは両選手の報酬にプロモーターの利益も含めた数字だが、後にも先にも日本人の試合で、これほどの数字が提示された例はない。また、1960年代に一世を風靡した海老原博幸が、当時2000万円の報酬を手にしたという報道を目にしたこともある。現在の貨幣価値に置き換えると、優に1億円を超えるはずだ。

 ただし、こんな景気のいい話は、例外中の例外といえる。過去には世界戦に出場しながら結果的に無報酬、あるいは数十万円だったという話もあるほどだ。

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