6度目の制覇。なぜ鹿島はこんなにナビスコ杯で強いのか?

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 つけ入るスキを与えない、圧倒的な勝利だった。

 10月31日、埼玉スタジアムでJリーグヤマザキナビスコカップ決勝が行なわれ、鹿島アントラーズがガンバ大阪を3-0で下して6度目の優勝を果たした。

ナビスコカップを制覇した鹿島アントラーズ。昨年覇者のガンバ大阪に勝利したナビスコカップを制覇した鹿島アントラーズ。昨年覇者のガンバ大阪に勝利した 今季リーグ戦での両者の対戦成績はG大阪の2戦2勝とあって、試合前はG大阪有利と見る向きも多かった試合は、しかし、始まってみれば、鹿島が終始主導権を握り続けた。

 長谷川健太・G大阪監督も「今日は完敗。鹿島の力に圧倒された。90分を通して活路を見出すことができなかった」と、脱帽するしかなかった。

 それにしても、今年で23回目のナビスコカップで6度目の優勝は驚異的。4回に1回は鹿島が優勝している計算になる。とりわけ最近の"ナビスコ・マイスター"ぶりは際立っており、2011年から今年までの5大会で3度優勝という荒稼ぎである。

 なぜこれほどまでに、鹿島はナビスコカップに強いのだろうか。

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