福田正博が解説。
アフガニスタン戦で日本がゴールを量産するには?

 日本代表は9月8日にW杯アジア2次予選の第3戦となるアフガニスタン戦を迎える(日本時間8日・21時25分キックオフ)。

 この試合はイランの首都テヘランで開催されるが、アフガニスタンの隣国ということもあって、多くのアフガン・サポーターが詰めかけると思われる。中立地とはいえ、アウェーの中東であることに変わりはないので楽観視はできない。

 それでも、日本が多くの時間で相手を押し込むことが予想される。アフガニスタンがどういう戦術で臨むかは蓋を開けてみないとわからないが、シンガポール戦やカンボジア戦と同様、ゴール前に人数をかけて守りを固める相手をいかに崩すかが重要になってくるだろう。

カンボジア戦では格下相手に3点のみだった日本代表 photo by Takahashi Manabuカンボジア戦では格下相手に3点のみだった日本代表 photo by Takahashi Manabu 守備を固める相手を崩すために、よく「サイドを使う」と言われる。では、何のためにサイドを使うのか? それは、相手守備陣を中央から引っ張りだし、相手DFをボールウォッチャーにして守備ブロックを崩し、味方のFWが中央付近でゴールを決めるためだ。

 もちろん、単調なサイド攻撃を仕掛けるだけでは相手を崩し切ることはできない。カンボジア戦で何度もクロスを上げて、ゴール前に岡崎慎司と武藤嘉紀がつめていたが、数に勝る相手DFの厳しいマークにあい、なかなか得点につながらなかった。

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