まだ化ける。なでしこがW杯を勝ち切るための「伸びしろ」
ワールドカップ第2戦でカメルーンを2-1で下した日本は初戦から2連勝。早々に決勝トーナメント進出を決めたが、その内容は青写真通りとはいかなかった。
後半は怒涛の攻めに合うが、苦しみながらもなんとかしのいだ
少し驚きの布陣だった。鮫島彩(INAC神戸)の左サイドハーフへの起用は追加点を狙う起爆剤として考えられていたが、スタートからの配置。ボランチは宮間あや(湯郷ベル)と阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)のコンビ。右サイドにはバックに近賀ゆかり、ハーフに川澄奈穂美(ともにINAC神戸)が入った。要注意人物であるトップのFWエンガナムットにマッチアップするのは岩清水梓(日テレ・ベレーザ)と熊谷紗希(オリンピック・リヨン)のセンターバック。フィットすれば新たな強みとなる布陣だ。
スタンドには初戦に負ったケガで帰国を控えた安藤梢(フランクフルト)の姿。選手たちの想いは確かにひとつになっていた。
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