【ブラインドサッカー】世界選手権が開幕!目指すは「ベスト4」

  • 瀬長あすか●取材・文 text by Senaga Asuka
  • 吉村もと●写真 photo by Yoshimura Moto

 16日から24日まで東京・渋谷の国立代々木競技場フットサルコートでブラインドサッカーの世界選手権が開催される。4年に一度行なわれる世界選手権は、パラリンピックと並ぶ世界最高峰の大会。アジアでは初めての開催であり、日本代表は出場3大会目の戦いをホームで迎える。

仁川アジアパラ競技大会ではイラン以外を無失点に抑え、銀メダルを獲得した仁川アジアパラ競技大会ではイラン以外を無失点に抑え、銀メダルを獲得した 各大陸の予選を勝ち抜いた強豪12カ国が集結する。優勝チームには2016年リオデジャネイロパラリンピックの出場権が与えられるとあって、ワールドクラスの選手による激しい攻防が見られることは間違いない。

 なかでも注目は、世界選手権3回の優勝とパラリンピック3連覇を誇るブラジルだ。威力あるシュートを放つジェフェルソン・ゴンサウベスやリカルド・アウベスのスピードに乗ったドリブルで相手ディフェンス陣をかわす個人技の高さには観客も舌を巻くだろう。自国開催のリオデジャネイロパラリンピックを控え、練習環境も整いつつあるといい、今大会の優勝候補の最右翼と言える。

 そのほか、コパ・アメリカ選手権2位のアルゼンチン、ドリブルと守備に優れた中国、リーチが長く球際に強いフランスやスペインなどのヨーロッパ勢も上位進出を狙う。

 大会は、3つのグループに分かれて総当りの予選を行ない、各組の2位以上に加えて3位国の中で勝ち点上位の2チームが決勝トーナメントに進出できる。

 2006年アルゼンチン大会7位(8カ国出場)、2010年イングランド大会8位(10カ国出場)の日本は、今大会で「ベスト4」を目標としている。

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