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宇佐美貴史「W杯を目指す。次でいいやと思ったら、その次もない」 (4ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by GettyImages

――ザッケローニ監督から、『岡崎を見習え』と言われたというのは、そのあたりも理由なのでしょうか。

「岡ちゃんとは正反対だと言われました。確かにコンフェデを見ていても、岡ちゃんは良かったですからね。技術でいったらキヨ(清武)とか乾君とかのほうがあるでしょう。でも、ああいう大舞台で結果を出してるのはオカちゃんですよね。そういうところなんでしょうね。オレもあの人の背中を見てやってかないと」

――そう思えるようになったのもドイツでプレイしたからかもしれないですね。

「そう思いますね。ガンバにいたら、いなすだけでできていた。それが美学でもあった。でも、それではガンバでも中心にはなれないし、美学に加えて、もしオカちゃんくらい汗をかいて守備をしてということが自分にできたら、すごいじゃないですか。もちろんオカちゃんのプレイも生半可なところで得たものじゃない。トラップやパスのセンスを感じさせる人のほうが華やかかもしれないけど、オカちゃんのほうが100倍華やかだと思う。あの人、代表の中でも一番ですよね」

――ガンバはそろそろ世代交代のタイミングを迎えています。

「そろそろなんじゃないですか? みんなも先輩の座を狙いにいってるし。オレもその中に入っていけるようにならないといけないと思っています」

――いずれはキャプテンなんていう日もくるのでしょうか?

「なりたいね。なりたいですよ。キャプテンマーク、してみたいです。中2のときはやっていたんですよ。今キャプテンをやってるヤット(遠藤)さんだって、キャプテンタイプじゃないでしょ? 自分がガンバのキャプテンになったら、どんな感じになるのかな」

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