【ACL】浦和の奮起に期待。Jリーグ勢のタイトル奪回はなるか?

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by Getty Images

2007年にはアジア王者になった浦和だが、今季のACLでは足踏みが続く2007年にはアジア王者になった浦和だが、今季のACLでは足踏みが続く アジアのクラブチャンピオンを決めるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)。4月9、10日に行なわれた試合で一次リーグ第4節までが終了したが、Jリーグ勢は明暗分かれる結果となっている。

 ここまで快調に勝ち点を伸ばしているのは、昨季天皇杯王者の柏である。初戦から3連勝で迎えた水原三星(韓国)とのホームゲームでも、0-0で手堅く引き分け。確実に勝ち点1を上乗せし、グループ首位を独走している。キャプテンの大谷秀和が語る。

「すでに3つ勝っているわけだし、引き分けは悪い結果ではない。3連勝したことで(一次リーグ突破へ)有利な状況にある」

 柏は2試合を残し、すでに2位以下を勝ち点6以上引き離しており、一次リーグ突破は確実な状況。ACL初出場で苦戦続きだった昨季を思うと、大きな違いである。

 今季ACLに出場しているJリーグの4クラブのなかで、柏は唯一の2年連続出場。好調な戦いぶりに、昨季の経験が生かされていることは間違いない。大谷は「(J1との過密日程になるため)チームとして反省する時間は取れなくても、選手一人ひとりが試合を振り返り、ダメだったところを消化することが去年よりもできている」と話す。

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