【Jリーグ】来季も前途多難。ガンバ大阪はなぜJ2降格してしまったのか

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

最終戦でジュビロ磐田に1-2で敗れて、J2降格となったガンバ大阪。最終戦でジュビロ磐田に1-2で敗れて、J2降格となったガンバ大阪。 2012年シーズンのJリーグ最終節。注目の残留争いは、前節終了時点で14位のセレッソ大阪(勝ち点41)、15位のヴィッセル神戸(勝ち点39)、16位のガンバ大阪(勝ち点38)、17位のアルビレックス新潟(勝ち点37)のうち、2チームが生き残れるという状況で迎え、引き分けたセレッソ(勝ち点42)と勝利したアルビレックス(勝ち点40)が勝ち点を伸ばしてJ1残留を確定。敗れたヴィッセルとガンバがJ2降格となった。

 いちばんの驚きは、やはりガンバのJ2降格だろう。試合後、解説者の名波浩氏も、「まさか、ガンバがJ2に落ちるなんて......。ちょっと信じられない......」と絶句した。

 1993年にJリーグが開幕後、最初の9年こそ下位に甘んじることが多かったものの、2002年に西野朗監督が就任してからは、2005年に初のリーグ制覇を果たすなど、10シーズン中8シーズンで年間3位以上の成績を残し、常に優勝争いを演じてきた。特にスムーズなパスワークを主体とした攻撃力はJ屈指で、今季も優勝候補の一角に挙げられていた。

 そのガンバがなぜ、J2降格の憂き目にあってしまったのか。名波氏が語る。
「ひとつひとつの試合を振り返れば、細かい問題点や悔やまれることなどいろいろとあるだろうけれども、(J2降格の)いちばんの原因は何だったかと言えば、やはり監督の交代だったと思う」

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