【日本代表】最強ジャパン完成へ、香川真司が誓ったエースとしての「成長」 (3ページ目)
香川が随所に見せるキレのいいドリブルは、日本の攻撃にリズムをもたらす要因となっているのは間違いない。
それでも香川の言葉通り、結果としてチャンスにゴールを決められないと、この日のオーストラリア戦のような結末を生む可能性があることも、また事実である。結果、この3連戦で日本は2勝1分け。勝ち点は最大の9には届かず、7にとどまった。
内容的には上回っていた。でも勝ち切れなかった。そんなオーストラリア戦は、今の日本代表が好調を維持する一方で、欠けているピースがあることも、改めて示してくれたのではないだろうか。
マンチェスター・ユナイテッド移籍を控えた23歳は、「これで(一旦、代表の活動が)終わっちゃうのは残念だけど」という寂しさとともに、新天地でのさらなる成長を期す言葉を口にした。
「もっともっと結果を残して、ひとりのサッカー選手としてレベルアップできたら、また代表に還元できるんじゃないかと思う。クラブでもっと結果を残して、次に代表で集まったときに成長したところを見せられるようにしたい」
今の日本代表に欠けているピースは、自らの手の中にある。そのことを香川は誰よりも理解しているのだと思う。
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